個人口座との併用で、月35回の振込手数料を0円に。 コストを徹底的に抑える、ネット専業銀行活用術とは。 カテゴリー1

株式会社サイズ
代表取締役
糟谷 博陸
Kasuya Hiromichi

Profile

慶應義塾大学経済学部卒業後、(株)セガ・エンタープライゼス(現:セガサミーホールディングス(株))、(株)アイ・エム・ジェイを経て、2008年(株)サイズ設立。

大手BtoB企業や大学などの教育機関をメインターゲットに、Web制作やCMS(コンテンツマネジメントシステム)を提供する、株式会社サイズ代表取締役の糟谷博陸さん。「余裕がある時に借り入れをしておく」「法人と個人の口座をそろえる」など、財務面で積極的な工夫をされています。Web業界での経験が深い糟谷さんが、ネット専業銀行を使い倒す理由とは。お話を伺います。

Points

Point1 前職で開発した商品を
買い取って独立

ーー御社の事業について教えてください

法人向けにWebサイト制作や、「Web Meister」という独自開発したCMS(コンテンツマネジメントシステム)を提供しています。主なお客さまはBtoBの上場企業や、大学などの教育機関です。

CMSはお客さまがWebサイト上で情報を更新する際に利用するシステムですが、弊社のサービスは、Wordが使える人であれば誰でも利用できるような、簡単な設計になっているのが特長です。

元々はIMJという会社にいて、そこで「Web Meister」を開発しました。それを買い取るかたちで2008年に立ち上げたのが当社です。これからの時代は、Webの制作や情報発信なしにビジネスは成り立たないという流れを感じており、リリース後は大手企業を中心に多くのお客さまに導入いただきました。

ーーすでに完成した商品をもっての独立ということだったのですね

はい。とはいえ、ゼロからの会社立ち上げはやはり大変でしたね。前職(IMJ)は当時上場していたので、信用力がありました。しかし、独立後は、ベンチャー企業としてみられるので、大手企業のお客さまの取引基準に合わなくなるんですよね。法人向け、かつ大型製品なので、特に与信の部分に関しては苦しみました。

Point2 運転資金は
借りられるときに借りておく

ーー創業期以降の金融機関との関わり方について教えてください

弊社では創業初期に、政府系の金融機関と区の創業融資制度を利用して、借り入れを行いました。先ほど申し上げた通り、前職の商品を買い取って独立という流れだったので、相当な初期投資が必要だったんです。もちろん自前でも資金は用意してはいましたが、それだけでは払えないので、借り入れを行いました。

借り入れの際に判断基準としたのはとにかく利子率ですね。だいたい創業企業向けに特化したものは1%前後で借りられるので、ベンチャー企業にはありがたいです。今でも、利子率が1%以下の条件であればなるべく借りておこうと考えています。

今でこそ、ある程度キャッシュフローが安定していますが、運転資金の安定化のために、安く借りられる時に借りておく、というのは一つの手だと思います。

Point3 振込手数料とユーザビリティで
銀行を選ぶ

ーー銀行口座はどのように利用されているでしょうか

創業期にメガバンクと住信SBIネット銀行の2行を開設し、用途毎に分けて使っています。

創業当時に色々調べた結果、銀行に頻繁に行くのは負担が大きいので、インターネットバンキングを利用したいと考えました。しかし、メガバンクでネットバンキングを利用すると月額の利用料金がかかるので、費用が安い銀行を探したい。

そんな流れで、住信SBIネット銀行が一番お得なのではないかと思い申し込みました。ただ、税金や保険金の支払いなどができないので、並行してメガバンクの口座も開設しました。

数あるネット専業銀行の中で住信SBIネット銀行を選んだのは、振込手数料の安さと、インターフェイスの使いやすさが理由ですね。普段Web制作に携わる私のような立場から見ても、使いやすいと思います。

Point4 従業員の個人口座も
住信SBIネット銀行を指定

ーー 住信SBIネット銀行の口座を使う中で、工夫されている点などはありますか

弊社では従業員の個人口座も住信SBIネット銀行を指定しています。給与など、会社から個人宛に支払う際の手数料が安くなることに加え、対外的な支払いも、個人名義で代替できるものについては、まず個人口座で立て替えて、後から経費精算という順番にしています。

そうすることで、法人が月20回、個人が月15回の、合計35回の支払いについて、手数料が無料になるんです。ややマニアックなやり方ですが、こういった工夫を重ねれば月間の振込手数料が0円になることも可能なんじゃないかと思います。

※法人向け「振込優遇プログラム」、個人向け「スマートプログラム」にて、それぞれ一定の取引条件を満たしている場合に、所定の振込手数料の無料回数が付与されます。詳細は当社WEBサイトをご確認ください。2018年5月時点。

同じことをするのであれば、安いほうが良いに決まっています。コストを下げるために改善できることは常に見直しするようにしていますね。インターネットバンキングの利用料に振込手数料など、色々なものを含めたら月間で数万円は差が出ます。年間でみると数十万円のインパクトになるので、しっかりと調べた方が良いですよね。

インタビュー動画

SHARE