米国雇用統計

パッとわかる!今回のポイント

11月の非農業部門雇用者数は+21.0万人を予想!

労働賃金の動向には引き続き注目

10月の雇用統計では、民間部門の雇用者数は25万2000人増(前月は1万5000人増)と大幅に増加したことから、ハリケーンの影響がほぼ解消したとされています。また、正社員を希望しながらパートタイムで働く労働者は、36万9000人減少して475万人と2007年12月以来の低い水準となっています。前回の雇用統計の結果は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の予想に符合するものであり、12月利上げの可能性は確実に高まった状況です。
11月中のイエレンFRB議長や他のFRB理事の発言の中にも、労働市場よりもインフレ率を懸念する発言が多く、前回同様、時間給賃金の動向には注目が集まっています。しかし、改善傾向の強い雇用統計ですが、非農業部門雇用者数が大幅に悪化した場合の下落には注意が必要です。

グラフ:米雇用統計非農業部門雇用者数および失業率 グラフ:米時間給賃金 前年比および前月比
5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月
(予想)
非農業部門 雇用者数 +14.5万人 +21.0万人 +13.8万人 +16.9万人 +1.8万人 +26.1万人 +21.0万人
失業率 4.30% 4.40% 4.30% 4.40% 4.20% 4.10% 4.10%
時間給賃金 前月比 +0.2% +0.2% +0.3% +0.2% +0.5% +0.0% +0.3%

前回の米国雇用統計のおさらい

10月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が26.1万人増と予想を下回る内容となりました。一方、9月の雇用者数は上方修正されています。

10月の雇用統計では非農業雇用者数が26.1万人増(予想31.3万人増)、平均時給は前月比ほぼ変わらず(予想0.2%増)。前年同月比では2.4%増(予想2.7%増)。前月は前年比2.8%増(速報値2.9%増)に下方修正されました。ただ、失業率が4.1%(予想4.2%)と改善されたこともあり、発表直後は小幅安となりました。

※米ドル/円10分足のチャートより抜粋

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米国雇用統計とは?

米国の労働省が毎月発表する経済統計のひとつです。失業率や非農業部門就業者数、週当たり平均賃金など労働市場の情勢を見る十数項目のデータが盛り込まれています。米国の景気動向を測る上で最も重要な指標で、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定に影響を与えます。

雇用情勢の変化は個人所得や個人消費などに波及するので、為替市場や株式市場の材料となります。発表前からマーケット参加者に注目される度合いが高く、通信社などによるエコノミスト調査の予想値に基づいて相場が動くこともあります。

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