米国雇用統計

パッとわかる!今回のポイント

7月の非農業部門雇用者数は前月から減少の18.0万人増を予想!

時間給賃金が今年2月ぶりの高水準となるのか注目!

先週のFOMC声明文がハト派的と受け取られたものの、イエレン議長は年内の追加利上げを完全に否定しているわけでもなく、米国経済指標の改善によって、利上げペースを速める可能性は十分残されており、7月雇用統計結果も米連邦準備理事会(FRB)の政策運営に影響すると思われます。非農業部門雇用者は前回の6月は予想外の大幅増加となりました。今回の市場予想は、前回よりも増加幅は縮小するとはいえ、依然として強い水準を維持する見通しとなっています。結果次第では利上げペースを加速させる要因となる可能性があります。特に平均時給(前月比)の市場予想が0.3%増と、今年2月以来の伸び予想となっており、予想通り、もしくは予想以上となった場合は、ドル円を中心にクロス円が上昇基調となる可能性があります。

グラフ:米雇用統計非農業部門雇用者数 グラフ:米雇用統計米時間給賃金
2月 3月 4月 5月 6月 7月
(予想)
非農業部門 雇用者数 +23.2万人 +5.0万人 +20.7万人 +15.2万人 +22.2万人 +18.0万人
失業率 4.7% 4.5% 4.4% 4.3% 4.4% 4.3%
時間給賃金 前月比 0.3% 0.1% 0.2% 0.2% 0.1% 0.3%

前回の米国雇用統計のおさらい

6月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が22.2万人増と予想を上回る内容に。また、5月の雇用者数が上方修正へ!

6月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が17.8万人増加予想のところ、前月比22.2万人増加となりました。5月の雇用統計も13.8万人増加から15.2万人増加へ上方修正され、雇用者数に関しては強い数字となりました。しかし、前回、16年ぶりの低水準(4.3%)だった失業率が4.4%に悪化したことや、平均時給が前月比、前年比ともに低下しており、全体的に利上げペースを加速させるほどの強い内容ではないとの見方が多いようです。

※米ドル/円1時間足のチャートより抜粋

住信SBIネット銀行の外貨取引はこちらから

米国雇用統計とは?

米国の労働省が毎月発表する経済統計のひとつです。失業率や非農業部門就業者数、週当たり平均賃金など労働市場の情勢を見る十数項目のデータが盛り込まれています。米国の景気動向を測る上で最も重要な指標で、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定に影響を与えます。

雇用情勢の変化は個人所得や個人消費などに波及するので、為替市場や株式市場の材料となります。発表前からマーケット参加者に注目される度合いが高く、通信社などによるエコノミスト調査の予想値に基づいて相場が動くこともあります。

ご注意事項

※本ページに掲載されている情報(以下「本情報」)の著作権を含む一切の権利は、SBIリクイディティ・マーケット株式会社に帰属します。本情報を無断で使用(複製、蓄積、翻訳、翻案、引用、転載、転送、改変、頒布、販売、出版、放送、公衆送信(送信可能化を含む)、伝達、口述、展示)等することを禁じます。本情報の提供について信頼性の維持には最大限努力しておりますが、本情報は、ページ更新時点での情報であり、その正確性、完全性、最新性等内容を保証するものではありません。本情報は、自らの判断と責任において使用してください。本情報を使用した結果、損失・損害を被ったとしても、当社および情報提供会社は一切の責任を負いません。