米国雇用統計

米2月雇用統計(3月8日発表)直前レポート

パッとわかる!米2月雇用統計のポイント

今週3月8日発表の米2月雇用統計、予想値

9月 10月 11月 12月 1月 2月(予想)
非農業部門 就業者数(万人) +10.8 +27.7 +19.6 +22.2 +30.4 +18.5
失業率 3.7% 3.8% 3.7% 3.9% 4.0% 3.8%
時間給賃金 前月比 +0.3% +0.2% +0.3% +0.4% +0.1% +0.3%
時間給賃金 前年比 +3.0% +3.3% +3.3% +3.3% +3.2% +3.3%

今週末の米2月雇用統計の注目点、その前に・・・

① 前回1月雇用統計のポイント

  • ・就業者数は30.4万人増と昨年1年間の月平均(22.8万人増)を上回る増加
  • ・失業率は4.0%へ悪化したものの、労働参加率(63.1%⇒63.2%)の上昇が要因
  • ・時間給賃金(前年比)も昨年8月以降、6ヵ月連続で3.0%超と労働市場の堅調を確認
  • ・あらゆる業種で万遍なく雇用増を確認
  • ・FRBは利上げに辛抱強い政策を継続、利上げ休止の中で株式市場は適温相場へ
グラフ:業種別就業者増減(万人)(出所:米労働省)

② 米2月ISM製造業景況指数(3月1日発表)

グラフ:ISM製造業景況指数  ISM製造業雇用指数-(出所:ISM)

米ISM製造業景況指数は12月に54.3へ大幅に低下し、米国経済の減速懸念が台頭、NYダウは昨年10月3日の26,951ドルの史上最高値から12月26日には21,712ドルへ下落、消費者心理や企業経営者の設備投資への意欲の後退などを反映する結果となりました。しかし、年明け以降のFRBのハト派的な金融政策への転換に加え、2月には米中通商交渉での追加関税措置が見送られたこともあり、最悪シナリオのリスク後退を背景に上海株も昨年7月以来の水準を回復しました。

こうしたことからNYダウは2月25日に26,241ドルまで上昇する場面が見られたほか、NYダウも1月月間で1,672ドル高、2月も916ドル高と堅調地合いを継続しており、企業の経営者心理や消費者心理が好転しているか注目されます。3月1日に発表された米2月ISM製造業景況指数は昨年12月の54.3と下回る54.2と2年3ヵ月ぶりの低水準まで低下、さらに内訳の雇用指数も1月の55.5から52.3へ低下しており、今週8日の雇用統計での製造業の就業者数の伸び悩みが懸念されます。

今週末の米2月雇用統計の注目点

  • ・就業者数は前月の30.4万人増から18.5万人増へ大幅に低下する予想
  • ・失業率は前月の4.0%から3.8%へ再び3.0%台への改善を予想
  • ・時間給賃金(前年比)も昨年8月以降7ヵ月連続で3.0%超となるか注目
  • ・製造業を中心に雇用増が確認され、米国経済の先行き懸念の後退につながるか?
  • ・FRBの少なくとも年内1回から2回の利上げの可能性が復活するか注目
グラフ:米非農業部門就業者数(万人)、失業率(%)(出所:米労働省) グラフ:米時間給賃金 前年比および前月比(%)(出所:米労働省)

前回1月雇用統計発表時のドル/円の15分足チャート

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米国雇用統計とは?

米国の労働省が毎月発表する経済統計のひとつです。失業率や非農業部門就業者数、週当たり平均賃金など労働市場の情勢を見る十数項目のデータが盛り込まれています。米国の景気動向を測る上で最も重要な指標で、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定に影響を与えます。

雇用情勢の変化は個人所得や個人消費などに波及するので、為替市場や株式市場の材料となります。発表前からマーケット参加者に注目される度合いが高く、通信社などによるエコノミスト調査の予想値に基づいて相場が動くこともあります。

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