WEEKLY REPORT

2017/6/27更新

ウィークリーレポートは毎週更新!
先週のおさらいと今週のイベントと
為替動向の予想をお届けします。

3分でチェック 今週のポイント(経済イベントなど)

原油価格が下げ止まり反発に転じるか、続落して40ドル割れとなるか!?

米FRB高官(地区連銀総裁など)の講演での金融政策に言及する可能性も?

英国のEU離脱交渉や与党保守党と民主統一党との連立の行方に注目。

おさらいしよう!先週の動き

ドル/円 先週のレンジ 110.79– 111.79

※ドル/円・6時間足チャート

米FRBは、先週のFOMCで今年2度目の利上げを決定しました。今年後半以降の金融政策を巡り、9月もしくは12月の利上げがあるのか、さらにはバランスシート縮小の開始がいつになるのかが焦点となる中で、複数のFRB高官からの発言があった一週間でした。NY連銀総裁に代表される利上げ推進派の主張の一方で、インフレ指標の改善が確認されるまで利上げを急ぐべきではないとの慎重な意見も聞かれました。

先週、IAEA国際エネルギー機関がアメリカのシェールオイル拡大を理由に、OPECがあらゆる手段を講じても世界にある大量の原油在庫を解消できるか疑問視する見通しを示しました。その為、原油価格が昨年8月以来となる42ドル台まで下落しました。それが一因となり、ドル円は111円台前半を中心にドルが110円台後半では底堅くなり、111円台後半から上値が重くなる展開となりました。

18日に行われたフランスの議会選挙決選投票では、予想通りマクロン大統領率いる「共和国前進」が議会の圧倒的過半数を獲得する結果となりました。こうした結果になることを既に市場が織り込んでいたこともあり、ユーロは週初の1.1212ドルを高値に20日の海外市場では1.1118ドルまで下落する場面もあり、1.11ドル台中盤から後半での小動きに終始しました。

英国ではメイ首相率いる与党保守党が民主統一党との閣外協力や連立合意には至っていないことから政治的な不透明が残っているほか、EUとの離脱交渉開始が意識され、週半ばまでポンドが対ドル、円、ユーロで下落基調を続けました。一方で、英中銀の複数の要人からの今年後半の利上げに前向きな発言がポンド相場の下支えとなりました。それでも先行きへの不透明が根強く、ポンドの反発も限られています。

注目すべきポイントはここ!今週の見通し

先週、42ドル台まで下落した原油価格ですが、市場は強い供給懸念を抱いており、長期化すれば、アメリカのインフレ期待の後退につながりかねないとの見方が強くなっています。これは、今年後半以降のFRBが利上げに積極的となるのか、懐疑的な見方も多くなっているだけにドル円の上値を抑制する一因になっているとの見方もあります。週末にかけて原油価格はやや持ち直しましたが、今週も原油価格動向が注目されています。

27日に、フィラデルフィア連銀ハーカー総裁、28日に、ミネアポリス連銀カシュカリ総裁、27・28日両日にサンフランシスコ連銀ウィリアムズ総裁が講演を行います。先週のFRB高官の講演では、利上げに対して積極的な発言も聞かれ、今週も利上げのペースや金融政策に対して何らかの発言があることも考えられることから注目されています。

英国の与党保守党が閣外協力や連立合意に難儀する中、21日、格付け会社S&Pの格付け責任者が「英国の長期債務格付けを欧州連合(EU)からの離脱交渉が終了する前に引き下げる可能性もある」との発言もあり、今後の動向が注目されています。

今週の主な経済指標・イベントとして下記が予定されています。

26日:ドイツ IFO[景気動向] 米国 シカゴ連銀全米活動指数 米国 耐久財受注
米国 ダラス連銀製造業活動指数 米国2年債入札
27日:NZ 貿易収支-5月 米国 S&P/ケース・シラー[総合20]米国 リッチモンド連銀製造業指数米国 消費者信頼感指数 原田日銀審議員講演 サンフランシスコ連銀ウィリアムズ総裁講演(~28日) フィラデルフィア連銀ハーカー総裁講演 米国5年債入札 28日:ドイツ 輸入物価指数欧州 マネーサプライM3 米国 MBA住宅ローン申請指数
米国 中古住宅販売保留 ミネアポリス連銀カシュカリ総裁講演
29日:英国 消費者信用残高 欧州 消費者信頼感 ドイツ 消費者物価指数 米国 GDP 30日:中国 製造業PMI中国 非製造業PMIフランス 消費者物価指数フランス 生産者物価指数ドイツ 失業率 英国 GDP欧州 消費者物価指数米国 個人支出
米国 個人所得米国 シカゴ購買部協会景気指数米国 ミシガン大学消費者信頼感指数

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