WEEKLY REPORT

2017/8/22更新

ウィークリーレポートは毎週更新!
先週のおさらいと今週のイベントと
為替動向の予想をお届けします。

3分でチェック 今週のポイント(経済イベントなど)

24日~26日の経済シンポジウムでのイエレン議長やドラギ総裁らの講演に注目!

引き続き北朝鮮情勢と米中の対応に要注意

おさらいしよう!先週の動き

ドル/円 先週のレンジ 108.60– 110.94

※ドル/円・6時間足チャート

先週は米、欧、豪中銀の金融政策会合議事要旨の公表がありました。15日に行われた豪RBA理事会の議事録では、インフレ率上昇や雇用に関して前向きな見通しが示され、国内経済は数年間、潜在成長率を上回る成長を遂げる兆しがあるとの見解が記されていました。しかし、過去最高の水準にある家計債務や豪ドル高が見通しに対するリスクとなっていると指摘されていたため、豪ドル/ドルは同日の午後からNY時間の序盤にかけて0.7875ドルから0.7808ドルまで徐々に下落しました。

17日午前3時に公表されたFOMC議事要旨では、一部の委員は、バランスシート縮小の開始時期を発表する用意はあったと緩和縮小には前向きだったものの、インフレ率が目標の2%に上昇する兆候がみられるまで追加利上げを見送るべきと主張する委員が多かったことから、利上げペースの鈍化が意識され、ドル/円が下落傾向となりました。また、FOMC議事録要旨発表前に、トランプ大統領が、製造業諮問委員会と戦略・政策フォーラムの解散を発表したこともドルが大きく売られるきっかけとなりました。

17日、20時30分に公表された欧州中銀の議事要旨では、ユーロの過度の上昇に対する懸念が浮上していることや、現行月額600億ユーロの債券買い入れを必要に応じて増額することなどを確約した政策ガイダンスを打ち出すことについては、「現時点では回避することが重要」との見方を示しました。このハト派的な内容を受けて、ユーロ/ドルは1.1701ドルから1.1663ドルまで下落しました。

先々週末のドル/円は北朝鮮問題を巡る緊張感の高まりから108.75円まで下落しましたが、北朝鮮の挑発行為に対して中国も北朝鮮への本格的な制裁措置に乗り出したことや、米国から牽制と同時に対話を模索しているとのティラーソン米国務長官らの発言も含めた柔軟な対応が示されたことで一旦、北朝鮮の暴発リスクが沈静化しました。また、15日の日経平均は200円超反発したこともあり、ドル/円は110.85円まで反発する展開となりました。その後は弱い米国指標や、トランプ政権内部の混迷などが政権運営への懸念となって、ドル売りを誘う展開となり、108.60円まで下落しました。18日のNY時間に、白人至上主義を助長しているともいわれ、保守強硬派の代表とみられていたバノン首席戦略官の辞任を発表したことでドル買いとなり、ドル/円は109.18円まで戻して週の取引を終えています。

注目すべきポイントはここ!今週の見通し

今週は24日から26日にかけてアメリカのジャクソンホールで各国中銀総裁らが集まって開催される経済シンポジウムでのイエレン議長やドラギECB総裁らの講演が注目されています。先週公表されたFOMC議事要旨では低インフレへの警戒が懸念され、追加利上げには忍耐強く構える姿勢が示されたほか、9月のFOMCでバランスシートの縮小開始が適切と認識が示されました。しかし、ここに来てトランプ政権の政権運営能力が問われ、債務上限問題も懸念されるだけに、バランスシート縮小に向けたFRBの政策に影響が及ぶのか、一方で先週火曜日に発表されたアメリカの小売売上高が予想外に堅調だったことから、一部インフレ指標の改善によってイエレン議長の発言に影響があるのか注目されています。さらに先週のECB理事会でユーロ高への懸念が示されたことでユーロの対ドル、対円での動きも注目です。

北朝鮮情勢は一時的に落ち着いているものの、来週21日から始まる米韓合同軍事演習に対する北朝鮮の対応が注目されます。また、25日の金正日前書記が軍政を開始した「先軍節」の国内イベントもあり、国威発揚を目的にした挑発行動が懸念されます。それとともに、挑発行動を行った際のトランプ米大統領の対応や発言、また先週北朝鮮への制裁措置に乗り出した中国が、事態沈静化のために、更なる制裁措置を講じる可能性があるのか注目です。

今週の主な経済指標・イベントとして下記が予定されています。

21日:米・韓合同軍事演習開始、米国 7月 シカゴ連銀全米活動指数、加 6月 卸売売上高 22日:英国 7月 公共部門純借入所要額[PSNCR]、独 8月 ZEW景況感調査、
英国 8月 CBI企業動向調査[総受注]、加 6月 小売売上高、
メキシコ 2Q GDP、米国 2Q 住宅価格指数、米国 8月 リッチモンド連銀製造業指数
23日:ドラギECB総裁発言(予定)、仏 8月 製造業PMI、独 8月 製造業PMI、欧州 8月 製造業PMI、南アフリカ 7月 消費者物価指数、メキシコ 6月 小売売上高、米国 8月 製造業PMI、米国 7月 新築住宅販売件数、米国 EIA原油在庫(前週比) カプラン・ ダラス連銀総裁講演 24日:日本 6月 景気先行CI指数、英国 2Q GDP、英国 8月 CBI流通取引調査[報告済売上高]、米国 8/19 新規失業保険申請件数、米国 7月 中古住宅販売件数、米国 8月 カンザスシティ連銀製造業活動指数、米・ジャクソンホールで経済シンポジウム(~8月26日) 25日:北朝鮮「先軍節」、日本 7月 全国消費者物価指数、独 2Q GDP、仏 8月 消費者信頼感指数、独 8月 IFO[景気動向]、米国 7月 耐久財受注

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